重要なお知らせ
みんなのエコ活動・エコ川柳は2015年2月末をもちまして、新規投稿のご応募を締め切らせて頂くこととなりました。
クリック募金のご応募は3月末までを予定しております。
なお、過去のご投稿や川柳大賞は4月以降も引き続き、ご覧頂けます。
これまで多くの皆様にご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
今後ともCLUB Panasonicをよろしくお願い申し上げます。
先日、千歳で田植えをして来ました。
そこは、三重県在住の中村文昭さんが5万坪の土地を購入して、引きこもりがちな若者たちを全国から募集。その若者たちと、一緒に耕している畑や田んぼです。
彼らの合言葉は「耕せ!!にっぽん!」。
その名の通り、当日は10年近く使われていなかった田んぼをスタッフの若者たちが1ヵ月以上かけて掘り起こし、水を張ってよみがえらせました。
私は5月にその田んぼで田植えをさせて頂きました。
田植えをするのは人生で2回目。裸足でヌルッとする田んぼに入って5本一束の苗を丁寧に植えて行きます。
木を植える作業と一緒で、苗を植える=大地に生命を与える行為を終えると、何とも言えない爽快感が残ります。
田植えを終えた後は、先日大阪でのイベントで初めて出逢った沖縄の西表島出身のまーちゃん率いる「まーちゃんバンド」で大宴会。最後は皆で輪になって千歳の山に沈む赤い夕日を眺めました。たった1日、一緒に田んぼで作業をしただけなのに、なんだか心許せる間柄になっているのがまた、農作業の魅力なのだと思いました。
ほんの70年前までは日本人の約8割が農民だったそうです。それが今では激減して、日本の自給率は4割を切っています。この4割弱も詳しく見ていくと、牛や豚にあげる飼料の殆どは輸入しているため、厳密には自給率はもっと低いそうです。
僕の人生のテーマは緑溢れる地球を目指して木を植えること。そして、食べるもの、飲むものが自分の手元、足元にある生活を実践することです。
中村さんたちは最初「農業経験が全く無い連中が農業なんて出来る筈は無い。」と周りの農家さんから非難されたそうですが、昨年はしっかりとトウモロコシなどの収穫を販売して「耕せ!!にっぽん!」の活動費を捻出するまでになっています。
長い歴史の中で日本人には農民の遺伝子がしっかりと根付いているはず。僕も今年は畑を始めました。収穫の時期が楽しみです。
執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)
【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。
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