みなさん、第九話、お楽しみいただけましたか？

第九話と第十話は、ハンチョウ史上初（！）の前編・後編ストーリー。
前編では、安積ハンチョウと高城管理官の過去が少しずつ明らかになり、
新たな殺人事件に謎を残しつつ後編へ。
高城管理官の人間味ある一面も垣間見ることができました。

前回インタビューさせていただいた、
美術の宮崎さんが出演していたシーンもわかりましたか？
伊豆の浜辺で子供たちとサッカーをして戯れていましたね。
（確かに顔はわかりにくかったかも…）
砂の上での演技は体力的にも大変で、撮影現場ではスタッフのみんなから
「脚にきてるんじゃない？」とからかわれていたみたいですよ。

さて、今回は、そんなインタビューのこぼれ話や、
今までの取材レポートでご紹介できなかった秘蔵写真をご紹介！

まずは、安積ハンチョウの机の隣にあるこの間仕切りガラス。

よ～く見ると…

これも美術さんの制作物。
「警視庁　神南警察署管内」のエリアが大きな地図になっています。
神南警察署管内はドラマ設定上の架空のエリア。
リアルな地図をベースにしていますが、
よく見ると、神南地区なども、実際の位置とは微妙に変えてあります。
この周辺を舞台に、ハンチョウたちが日夜活躍しているんですね。

舞台作りでは「リアルさの追求」というのも、ハンチョウのこだわり。
たとえば、これ。

ダンボール箱には「平成１５年捜査資料」とあります

書類棚などは署内のシーンの背景としては映るものの、
本の背表紙のタイトルまではなかなかテレビで見えませんよね？
でも棚や刑事の机の上に載っている法令関係の本なども、
小道具さんたちに手配を協力してもらって本物をそろえているとのこと。
書類箱なども細部まできっちり作り込んであります。
以前にご紹介した、須田刑事の机の上に乗っている
お菓子やカップラーメンのパッケージも、ちょっと遊びが入った美術さんたちの労作。
もちろん、世の中にはないものです。
実際にクローズアップされることはなくても、
制作スタッフさんの緻密な仕事ぶりが、
ドラマのリアリティの演出を陰で支えているのです。

こんなのも発見！

レアなショットかも？

「一、明るく豊かな職場」は、まさに安積班そのもの、といった感じ。

そして、こちらは安積班の紅一点、水野刑事の机。

清潔感漂う女性らしい雰囲気

「黒谷友香さん（水野刑事）は、塚地武雅さん（須田刑事）に
きつくあたるシーンがあったりして、
女性としてはもっとやわらかい役をやりたいところはあるかと思うんですが、
きちんと自分のポジションを理解した上で演技をしていただいています。
中村俊介さん（村雨刑事）も、普段はいちばん冗談ばかり言っているような
ひょうきんな方なんですが、ドラマでは村雨というクールな役になりきっています」
と語るのは、“ハシ”チョウこと橋本プロデューサー。

ある意味男以上に男らしい水野刑事も、いつもクールな表情の村雨刑事も、
役者魂が生み出すキャラクター。
出演者のみなさんをはじめ、現場に携わるさまざまなプロ集団の情熱が、
人気のハンチョウを作り上げているのです。
余談ですが、スタジオで間近に見る黒谷さんは超！脚長でした(*^.^*)

さあ、話は前編の九話から、怒涛の展開で後編の第十話へ。

第10話シーン画

７年前に自殺したはずの美鈴（鶴田真由）が生きていた。
そして柴崎（松尾政寿）の殺害現場から彼女の指紋が検出された。
安積（佐々木蔵之介）は美鈴が記憶を取り戻しているのではと考え、
彼女が身を寄せている宮部医師（高橋長英）のもとを訪れる。
宮部は美鈴の記憶が戻っていることに気づいていた。
その上で素知らぬふりをしていたのだ。
しかし当の美鈴は権藤（上田耕一）への恨みと警察への不信感を募らせていた。
自殺の真相を安積に話すと説得も聞かず家を飛び出していく…。
（あらすじはコチラ）

安積ハンチョウと高城管理官と美鈴の、７年前のつらい思い出。
高城管理官に再び襲い掛かる政治家の圧力。
九話を見て、冷血そうだった高城管理官って
本当はすごく心の温かい人なんじゃないか、と思えてきました。
上司なら、部下には話せない深い事情があるのかもしれませんね。
さて、結末はどうなるのか？

十話を絶対見逃さないようにしましょう！

※一部地域で放送日が異なります。