ハンチョウファンのみなさん、毎週楽しんでいただいていますか？

オリンピックは、そろそろフィナーレ。
こちらは、いよいよこれからシリーズ後半のクライマックスへと突入します！

前回のインタビューの話題に出た、スペシャルゲストの韓流スター、
もう誰かご存じでしょうか？
えっ、そんなのもちろん知ってる？
さすが！
そう、あのリュ・シウォンさんなのです。

日本でのドラマ出演は１年半ぶり。
シリーズ２最終回では、脱獄して日本に密入国した連続殺人鬼から
ある女性を守るために韓国からやってきた刑事、パク・セジュン役を演じるとのこと。
これだけでも見たくなりませんか？（なんかコワそうだけど）

さて、前回までは“ハシ”チョウこと、橋本　孝プロデューサーから
ドラマ制作に対する思いなど、いろいろ貴重なお話を伺いましたが、
引き続き今度は、美術担当の宮崎　守弘さんにインタビューさせていただきました。

「美術」ってドラマや映画の制作スタッフには必ず入ってくるものですが、
実際どんなお仕事をされているのか、知らない方も多いんじゃないかと思います。
そこで、宮崎さんにあれこれ質問をぶつけてみました！

ドラマ作りを陰で支える宮崎さん

Q．美術のお仕事はどんなことをされているのですか？

美術の仕事は、美術プロデュース、美術デザイン、美術制作の、
大きく３つのパートに分かれます。
美術プロデュースは、お金を管理するパート。
美術デザインは、ドラマのセットのプランニングやデザインをするパート。
そして美術制作は、わかりやすく言えば美術の現場監督。
大道具さんや小道具さんをはじめ、衣装さん、メイクさんなど、
美術にかかわる現場スタッフ全体を管理する、元締めのような役目です。
私はそのうち、美術デザインと美術制作のパートを受け持っています。
番組のプロデューサーや制作部のスタッフと打ち合わせをして、
台本の中で設定されたシーンを、ロケセットでやるのか、
スタジオセットでやるのか、より効率のいい方法を考え、
ドラマの背景に映るあらゆるところに目を配り、舞台を作ります。

Q．美術のスタッフさんは何人ぐらいいるのですか？

ロケやスタジオなど、撮影の環境によって現場で動く人数は変わりますが、
関係スタッフ総勢で言うと、３５人から４０人ぐらいにはなります。
いくつかのパートに分かれてチーフがいるので、私はそのチーフと細かいやり取りをし、
スタジオの建て込みであれば、それが完成するまで見届けます。

Q．撮影現場の雰囲気はいかがですか？

芝居は、演出家や役者さんの動きの狙いとカメラワークがバッチリ合えば、
スムーズに進行します。
美術は滞りなくセットを作って、それを待つだけです。
ハンチョウは、キャストのみなさんも人あたりがよく、現場は常にいいムードです。
役者さんや演出家などが個性の強い方だったり、
スケジュールが押してきたりすると、どうしても現場の空気がピリピリしてきます。
シリーズ１から美術の仕事をしていますが、
ここではほとんどそういう現場がありません。
これは私の考えなんですが、現場の雰囲気はできあがった作品に
影響してくると思うんです。
現場が殺伐として怒声が飛び交っているような環境だと、
役者さんもリラックスして良い演技ができないんじゃないかと。
やはり雰囲気は、笑って明るい感じの方がいい。
そういう意味でも、私はとても好きな現場です。

Q．シリーズ１から変えた点はありますか？

シリーズ１では美術制作のみ担当していたのですが、
シリーズ２から美術デザインも手がけるようになって、
セットもいくつか変更してみたんです。
スタジオの神南署内のセットでは、強行班の入り口前の廊下に階段を作り、
前後の動きだけでなく、上下の動きも取り入れてみようと考えました。
自分で言うのも何ですが、奥行き感と躍動感が出て、
面白いセットができたと気に入っています。

この奥に見える階段ですね

美術関係の大勢のスタッフさんを指揮する宮崎さん、大変そうですね～。
インタビューは、次回も続きます！

さあ、ドラマは第八話。

第8話シーン画

ある夜、増岡俊夫（松沢一之）という男の刺殺体が発見される。
増岡は誰かの毛髪を握ったまま死んでいた。
遺留品から増沢は事件当夜に渋谷のキャバクラにいたことが確認された。
そしてキャバクラで増岡の相手をしていた麻美（原田夏希）という女性が浮上する。
増岡は麻美の母親の元愛人で、その夜はじめて店にやってきたという。
また彼が原因で母親は自殺し麻美の人生も台無しになったと
増沢を憎む発言もするが殺害はきっぱり否定。
安積（佐々木蔵之介）は麻美に髪の毛を提出するよう依頼する。
その数日後、麻美のＤＮＡと増岡が握っていた毛髪のＤＮＡが一致した…。
（あらすじはコチラ）

シリーズ２も、残すところあと４回となってしまいました！

…何？
ということは、このブログもあと４回Σ(ﾟДﾟ)
感動の最終回に向けて、こちらもラストスパートします。

月曜８時はもう目が離せません！
留守のときは必ず録画！
１回でもお見逃しなく！！

※一部地域で放送日が異なります。