eco読み物

「油と水と種」の話 その2

前回でお話したようなことがあって、「油、水、種」の3品目は、なるべく地域地域で自給できる社会が望ましく、これから目指すべき社会だと感じています。

油は英語でOil、種は英語でSeed、水は英語でWater。この3品目の英語名の頭文字を取ると、OSEWA=「お世話」となります。
そこでこの3品目を、その地域地域でお世話する「お世話プロジェクト」を社会に広めて実践することを今後の自身の活動目標にしました。

そしてこのたび、5年ぶりに、ラスラーズバレーでお世話になった、ある女性に再会する機会を頂きました。

彼女は南アフリカでFood & Trees for AfricaというNGOを主宰しています。
Food & Trees for Africaは文字通り、アフリカの人達が食料と森にこまらずに生活できる社会を実現するためのNGOです。

ラスラーズバレーのパーマカルチャー農園は、そのFood & Trees for Africaの体験農場でもあった訳です。

Food & Trees for Africaの活動の主体となるものが、小学校やコミュニティーでの野菜作りの指導です。南アフリカではたくさんの人達がエイズにかかり、免疫力が無いために助からない例がたくさんあります。免疫力のある体を作るためには、元気な野菜をたくさん食べる必要があります。

小学生が校庭の畑を使ってパーマカルチャーを実践して、元気な野菜作りができるようになる教育をFood & Trees for Africaは南アフリカ全体で実施し、その活動が認められて、現在では南アフリカだけでなくインドでもその活動を実施し始めています。
こんな素晴らしい活動をしている彼女が日本で講演をするためにきてくれました。
なぜこのようなことになったのか、そして、彼女と僕がこれから実勢していきたい「OSEWAプロジェクト」との繋がりについて、次回に書かせていただこうと思います。

執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)

【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。

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油、水、種とOSEWAプロジェク

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エコシネマ-映画にみる環境とエコ-
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