eco読み物

薪ストーブ生活から見えてくるもの(その1)

私の住んでいる小樽市忍路(おしょろ)もだんだんと冬らしくなってきました。

でも、先日は雪がドカっと降ったかと思えば、雨が降ったり晴れたりしてその雪がまた溶けたりと、まだまだ本格的な寒さではなくて助かっています。

今、僕がせっせと励んでいるのが薪(まき)作りです。今回で2回目となる北海道での越冬に合わせて、エコ生活では必須になります。

薪作りは冬の間の一番大事な仕事です。僕は今、1日の内の結構な時間を、薪作りしたり薪のことを考えて過ごしています。

ガスや灯油ストーブにしてしまえば、そんな時間を他のことに使えます。でも、薪ストーブにはそんな手間をかけてでも使いたい魅力がたくさんあるのです。

薪ストーブを準備するためには、まずは薪調達から始まります。

忍路(おしょろ)では今年の春、忍路神社横の林が切り倒されて住宅地ができました。

悲しい出来事でした。

僕はその林の木々を倒していた札幌の業者さんに頼んで、産廃処理場に運ばれて燃やされてしまう前に、その木を我が家の空き地に捨ててくれるようお願いしました。

立派なカエデの木です。

そうすると、その後もその業者さんが札幌からわざわざ産廃処理場に運ぶ予定だった廃材を持って来てくれるようになりました。私も驚きましたが、業者さんいわく、薪として使える立派な廃材がゴミとしてお金を掛けて処理されているということだそうです。

森林組合から購入する手もあるのですが、業者さんのご好意で、今年の薪はこんな経緯で手に入れることができました。

そして、いよいよ刻んだ丸太を斧で割っていく作業にうつります。

これがまたおもしろいんです。何がおもしろいのか、また次回ゆっくりと書かせていただこうと思います。

執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)

【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。

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1階の物置スペースも冬は薪で埋まってます

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