重要なお知らせ
みんなのエコ活動・エコ川柳は2015年2月末をもちまして、新規投稿のご応募を締め切らせて頂くこととなりました。
クリック募金のご応募は3月末までを予定しております。
なお、過去のご投稿や川柳大賞は4月以降も引き続き、ご覧頂けます。
これまで多くの皆様にご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
今後ともCLUB Panasonicをよろしくお願い申し上げます。
「生きる智慧(ちえ)をもっと身につけたい。」そんなことを感じるできごとがありました。
先日「キャベツ酵素ジュース」なるものを大量に作ろうということになり、細かく刻んだキャベツ5個分をミキサーに次々にかけていました。
キャベツ酵素ジュースとは、キャベツ半分と水900ccをジューサーにかけて、室温で3日間保存したもので、キャベツがゆっくりと発酵して植物性乳酸菌を発生させます。植物性乳酸菌には、腸の中の善玉菌を増やす作用があるので、整腸作用に加え、体の中の老廃物をしっかりと出してくれるということです。
そんなキャベツジュースをつくる過程で、キャベツをミキサーに次々とかけていたら、だんだんと異臭がしてきました。
キャベツの匂いではなく、ジューサーのモーターが焼けている臭いです。
今、あの時を振り返ってみると、その時点で作業を止めておくべきでした。
でも、その日の内に早くその作業を終らせたいという思いと、キャベツ5個分位、一気にジューサーにかけても大丈夫だろう、という過信から、僕は構わずガンガン、ジュースを作っていました。
すると、3個目のキャベツがジュースになり、4個目に入った頃、ジューサー君はパタリと動きを止めてしまいました。
「しまった!」と思ったときにはもう遅かったのです。
気がつけば、本体は相当に熱く、モーターの焼けつく臭いも相当なものでした。しばらくジューサーを休ませてみたけど、もう動きません。壊れてみて初めて、それがモーターの焼ける臭いだったことに気がつきました。
そんな単純なことも分からずに一心不乱にキャベツジュースをつくり続けた自分が情けなくなりました。
もっと機械にくわしくなりたい。何かトラブルがあったときに自分で対処できるようになりたい。
そしてそれ以前に、モーターが焼けている臭いくらいは直ぐに気がついて機械を止める判断力を身につけたい。
そんなことを色々と考えました。
僕の人生の目標の一つに、「小さく生きる。」があります。あまり物を持たずに、必要最低限のもので暮らす。自給自足の生活で、ゆっくりと味のある生活、地球に優しい生活を目指しています。
そのためには、やっぱり使っている物のことを良く理解して、思いやりを持って扱わなければなりません。
その結果、キャベツジュースのように、ゆっくりと時間をかけて味のある人生になっていくのだと思います。
地球に負荷をかけない生き方をするためには、まだまだたくさん学ぶことがあります。
執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)
【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。
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