eco読み物

ヨーロッパの環境にやさしい生活

僕は今、ヨーロッパに来ています。

フランスのパリからスペインのバルセロナへ、バルセロナからサラゴサで開催されている「水の万博」へ。そしてサラゴサからピレネー山脈を越えてフランスのルルドへ。

ヨーロッパを旅するのは7年振りです。

7年前とほとんど何も変わっていない気もしますが、注意していると、色んなところに日本でもまねできそうな環境にやさしい生活の智恵があります。

今日はその幾つかを紹介してみたいと思います。

■まずパリとサラゴサで見つけた「乗り捨て自転車」

パリでは町のあちこちにレンタル自転車専用の自転車置き場がありました。

市民は好きな場所でこの自転車をレンタルして、目的地の近くにあるレンタル自転車専用の自転車置き場にその自転車を乗り捨てることができます。

市内にはこの自転車を管理する車が巡回していて、駐車している自転車の数に偏り(かたより)ができないようにしてくれています。

パリに着いて、このレンタルサイクルに乗っているパリ市民がたくさんいることに気がつきました。

スペインのサラゴサでも同じ仕組みの自転車がありました。

パリでは7年前に来た時よりも圧倒的に自転車を活用している人の数が増えていました。

■そして次は「量り売り」

フランスでもスペインでも、旅の間の主食はパンとチーズとハム、そして野菜。これらの食材がほとんど量り売りで売られています。

好きな分だけ、1グラム単位でチーズやハム、野菜が買えるというのは、こちらとしても大変助かるし、売る方も個包装する手間が省けるので、ぜひ日本のスーパーでもやって欲しい習慣だと感じました。

■そして最後に夏時間、いわゆる「サマータイム」

こちらは夜10時過ぎまで明るいです。これはサマータイムを導入しているからで、朝は6時位にやっと明るくなり始めます。

日本では夏は朝4時過ぎには明るくなっているので、ぜひ、2時間のサマータイムを導入してみてはどうかと思います。

「早起きは三文の徳」で早起きするに越したことは無いのですが、やっぱり夜遅くまで日があるというのはなかなかいいものだと感じています。

ヨーロッパにはそんな、簡単にできる環境にやさしい生活のヒントがあちこちに隠されている気がします。

これからヨーロッパを発ち、中国に向かいます。中国ではどんな発見があるか楽しみです。

執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)

【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。

Powerd by イーココロ!

パリの乗り捨て可能なレンタル自転車

  • eco読み物一覧を見る

  • 新しいウィンドウで表示。無料で募金が行えるサイト、イーココロ!環境保全団体への支援はこちらから行えます。イーココロ!のサイトへ。

エコシネマ-映画にみる環境とエコ-
エコシネマ-映画にみる環境とエコ-

みんなのエコ活動
会員さんのエコ活動が続々!!目からうろこです。