重要なお知らせ
みんなのエコ活動・エコ川柳は2015年2月末をもちまして、新規投稿のご応募を締め切らせて頂くこととなりました。
クリック募金のご応募は3月末までを予定しております。
なお、過去のご投稿や川柳大賞は4月以降も引き続き、ご覧頂けます。
これまで多くの皆様にご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
今後ともCLUB Panasonicをよろしくお願い申し上げます。
先日僕は、室蘭市で開催された「光のアートプロジェクト」に参加させていただきました。
「光のアートプロジェクト」は、室蘭市出身の若者、須藤大介くんが都会の生活を終えて地元室蘭に戻り、元気のない商店街をなんとか活気づけたいと思い立ったプロジェクトで、今年はその第2回目となりました。
プロジェクトのメンバーの一人、南川くんが、昨年僕たちが屈斜路湖で開催したアースデイ北海道に参加したご縁で、講演者として僕を誘ってくれました。
光のアートプロジェクトのメインイベントは、室蘭市のシンボル的存在である測量山の頂上に立つ、光の柱です。
このイベントのために札幌からレンタルして来た巨大なライトが、家庭から回収された使用済み天ぷら油を精製したBDF(バイオディーゼル燃料)を使用した発電機の電力を使って光の柱を天に向かって真っ直ぐに伸ばします。ちなみに、ライブ会場の燃料もすべてBDFでまかなわれていました。
測量山の頂上から伸びる光は、室蘭市の皆が見ることができます。
7月5日、土曜日の夕方、潮風が心地よい入江臨海公園の会場では室蘭工大の学生さんが演奏するジャズが心地よく流れ、福岡県星野村から思いのある人たちの手ではるばる運ばれてきた、63年前の広島原爆の残り火、「平和の火」を使ってたくさんのキャンドルに火が灯されて、やがてカウントダウン。測量山の頂上から見事に何本もの光の柱が室蘭の空に伸びました。
昼間は商店街の一角に出店が出て、小公園ではフリーマーケットと講演会。世界中を旅しながら釣りを続ける残間正之さん、似顔絵画家の黒田晃弘さんと共に講演に参加しました。
黒田さんは似顔絵を書く相手に質問をして、その人の内面を引き出しながら作品を仕上げて行きます。残間さんと僕がモデルになり、黒田さんが僕たちの似顔絵を書きながら司会進行をするという、何ともユニークなスタイルの講演会は地元の方と交流しながら和気あいあいと行われました。
愛する地元を盛り上げたいという一人の若者の信念に室蘭内外のみんなが共鳴して新たな祭りを創造する。素晴らしい体験をさせていただきました。いつしか測量山から天に伸びる光が室蘭市のシンボルとなるかもしれませんね。
執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)
【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。
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