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バイオエタノールとマヨネーズの関係

ガソリンの代替燃料としていま注目を集めているバイオエタノール。
トウモロコシなどから生まれた燃料のことで、環境への負荷が少ないことから世界各国が競ってバイオエタノールの普及に力を入れています。
日本でも、一部地域のガソリンスタンドでバイオエタノールを混ぜたバイオガソリンが販売されています。

しかし、このバイオエタノールの普及には、いろいろな問題点もあります。

最近マヨネーズの値段が上がったことをご存知の方も多いでしょう。
この値上がりには、バイオエタノールの普及が深く関わっているのです。

値上がりの理由としてはマヨネーズの容量の7割を占める、食用油の価格が急激に上がったことが原因といえます。

つまり、バイオエタノールの原料であり、食用油の原料でもあるトウモロコシの価格が急激に上がったことが原因なのです。

その他、オレンジジュースの値段も上がるなど、バイオエタノールの普及によって私たちの食生活に少しずつ影響をもたらしています。
今後も、トウモロコシを飼料にする豚肉の値上がりなど、連鎖的な値上がりが世界的に起こることが予想されています。

いま世界中でさまざまな新エネルギー開発が進んでいますが、沖縄でもサトウキビを使って国産のバイオエタノールを作る実験が始まっています。
上手くいけば、砂糖の生産量を確保しつつ、バイオエタノールも作れるとか。

エネルギー問題というと何だか難しくて他人ごとのように思ってしまいがちですが、実はわたしたち一人ひとりの生活に密着した問題です。

例えば、6000万台の自動車を保有している日本。
日本では、普段のマイカー利用を控えたり、車を数人で乗り合わせるなどのちょっとしたエコアクションが最もシンプルで効果的な省資源・温暖化対策なのではないでしょうか。

私たち一人ひとりが今すぐできることを、改めて考えることも大切ですね。

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エコシネマ-映画にみる環境とエコ-
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