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エコシネマ-映画にみる環境とエコ

Vol.1「オーシャンズ」

『オーシャンズ ファミリー・エディション』
発売日:発売中
発売元:ギャガ
販売元:ハピネット
価格:¥2,980 (税込)
※Blu-rayも好評発売中(税込:\5,775)
(C) 2009 Galatee Films - Pathe Production - France 2 Cinema - France 3 Cinema - Notro Films - Les Productions JMH - TSR (C) Pascal Kobeh (C)Roberto Rinaldi

「オーシャンズ」DVDジャケット

スタッフ&キャスト

監督:ジャック・ペラン / ジャック・クルーゾー
出演:ジャック・ペラン / ランスロ・ペラン / 宮沢りえ(ナレーション) 他

キャッチコピー

生命(いのち)の飛ぶ空。

イントロダクション

本作は、製作費70億円、構想10年、世界50ヶ所で100種類の生き物を4年に渡って撮影した、ネイチャー・ドキュメンタリー。「ディープ・ブルー」 「アース」を凌駕するスケールで、果てしない海と生命の物語を紡ぎ、大きな話題になった。監督は、『ニュー・シネマ・パラダイス』『コーラス』などに出演 し俳優としても知られるジャック・ペラン。また、実力派女優・宮沢りえが、本作のナビゲーターとしてナレーションを担当している。最新の映像機材でとらえ た奇跡の瞬間が、見る者すべてを神秘の深海へと誘い込む。

ストーリー

それは、「海ってなに?」という、ある少年の途方もない問いかけから始まった…。制作に当たっては、本作のために開発された最新テクノロジー搭載の機材を 抱え、12名のカメラマンが世界中の海へ。回転しながら波間を切り裂くハンドウイルカの大群、強大な吸引力でそこに存在するすべてを飲み込まんとするザト ウクジラの捕食、しわくちゃの赤ちゃんを前足で抱くセイウチの愛情、スクリーン一杯に広がる5万匹のコシマガニの脱皮、凶暴なエネルギーを自在に操り船や 港を襲う巨大な波、海底の暗闇の中で太古の形状のままで躍動する海獣たち--。そこは、想像さえも呑み込まれる未知の世界。命の原点、感動の頂点へようこ そ。

エコシネマ コラム

クラブパナソニック エコ 映画『オーシャンズ』

映画ファンから愛される不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』の出演俳優であり、渡り鳥たちに肉迫し美しい映像を撮りあげた『WATARIDORI』の監督として知られるジャック・ペランス。映画『オーシャンズ』は、そんな彼が舞台を空から海に移し、海洋生物たちの知られざる生態と、美し い海をカメラに収めたドキュメンタリーです。

Oceans

構想10年、総制作費およそ70億円をかけた本作は、全世界50箇所で撮影を慣行。シロナガスクジラが魚の群れを吸い込むように捕食するシーンや、本作のために開発された特殊カメラによって撮影された海洋生物たちの姿は愛らしく、時に驚異的です。しかし本作にあるのは海の美しさだけではありません。同時に海洋投棄や水質汚染、魚の乱獲、温暖化など、母なる海の美しさが静かに奪われつつある現状が語られているのです。

乱獲、廃棄物汚染、温暖化という言葉を知っていても、それらを阻止するためのイメージはなかなかつきにくいかもしれません。しかしペットボトルや空き缶、雑多なゴミが打ち寄せられている浜辺なら、誰しもが一度は目にしたことがある光景。たとえ小さなことだと思っていても、それが100あったとしたら? 世界中の海にその光景が広がっているとしたらどうでしょうか。

エコロジーのスタートラインは、きっと一人一人の想像力。映画『オーシャンズ』の映像がこの先、過去の産物とならないためにはどうするべきか。まずは身近なことから考えていきたいですね。

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