私は自宅で、パンとお菓子の教室「フェーヴ」を主宰しているのですが、
教室でもたくさんのパン生地をこねるときに、ホームベーカリーを利用しています。
手ごねももちろん楽しくて好きなのですが、
機械でこねるのにもたくさんのメリットがあります。
まず、なんといっても、「時間と労力の節約」です。
手ごねだと毎回同じ状態にこねるのが難しいのですが、
体調に左右されずいつも均質な生地が作れることと、
こねから発酵までの時間、「他の仕事が出来る」ことです。
私も含め、仕事に家事にと忙しい主婦には、これってうれしいことですよね!
「おいしい焼きたてのパンが食べたい!!」と思っても、
疲れて帰ってきてから、手ごねをしようとはなかなか思えません。
必然的にパン作りは週末の時間があるときに限定されてしまいます。
でも、ホームベーカリーさえあれば、ほうっておいても勝手に生地を作り、
発酵、焼成まで進めてくれるので、いつでも焼きたてパンが作れるので、便利です。
・・・と私も重宝しているホームベーカリーですが、
うちの教室を訪れる方は実際に使ったり、
焼いたパンを食べたりしているので、すぐに納得して購入する方が本当に多いです。
新機種「1.5斤タイプ 自動ホームベーカリー SD-BT153」に対しても関心が高いようで、
「ここにイーストとレーズン、ナッツを入れるんですよね。」
「自動投入してくれるなんて便利!」
とか、
「幅を見ると炊飯器と同じくらいのスペースだから、家にも置けるかも。」
なんて、思い思いに話しています。
特に先日、新機能の「もちコース」の説明をしたところ、ものすごい反応がありました。
「本当に60分でおもちが出来るならほしい!!」
「これからの季節にぴったり。お雑煮や鏡餅にも便利そう。」
などと、おもち評判はなかなか上々のようです。
皆さんの期待度があまりに高いので、
次回のレッスンでは、実際におもちをつくることになりました。
皆さん嬉しそうな顔を見て、私も気合いが入ります。
そんな次回を楽しみにしながら、教室では今日もレッスンが進んでいます。
「栗とさつまいものパン」は、今の季節にぴったりの組み合わせです。
そうして2つ目は、「紅玉のアップルリング」です。
こちらも秋らしくて、おすすめですのでレシピを公開します。
りんごのかわりに、さつまいもでも、美味しくできます。
■紅玉のアップルリング(15cm×4個分)
○生地
強力粉 300g
ドライイースト 7g(小さじ2強)
砂糖 45g(大さじ5)
塩 3g(小さじ1弱)
無塩バター 40g
全卵 45g
水 130cc
塗り卵(残りの卵で) 少々
○フィリング
無塩バター 15g
紅玉(またはフジ) 2個
砂糖 15g(大さじ1)
シナモン(好みで) 少々
○アイシング
粉砂糖 大さじ3
水 大さじ1
【1】ドライイーストを投入口に入れ、その他の材料をパンケース
にいれて、「生地作りコース」をスタート。一次発酵を40分とる。
【2】その間にフィリングを作る。りんごは皮をむき、いちょう切りにする。
フライパンにバターを溶かし、りんご、砂糖を加えいためる。
【3】りんごがしんなりしてきたらシナモンを加え火をとめ、冷ましておく。
使用する前にペーパータオルなどで水気を切っておく。
【4】生地を4等分に分割し丸め、ベンチタイムを10分とる。
【5】めん棒で生地を25×30†に伸ばし、りんごを散らして巻く。
巻き終わりはしっかりと閉じる。
【6】リング状に丸くして天板にのせ、切込みを入れ、二次発酵を30分とる。
【7】焼く前に塗り卵をして180℃で約15分焼く。
【8】粉砂糖と水を混ぜてアイシングを作り、パンが温かいうちにフォークなどで
たらして模様を描く。
※さつまいもで作る場合には【2】【3】の工程が変わります。
【2】さつまいも中1本を洗って一口大に切り、濡れたたまま耐熱容器にいれ、
ラップをしてレンジで約4分加熱する。
(さつまいもの水分や大きさにもよりますので、
竹串を刺して調整してください。)
フライパンにバターを溶かし、りんご、砂糖を加えいためる。
【3】シナモンを加え火をとめ、冷ましておく。
最後に、お知らせです。
11月6日(月)放送の「おはよう日本」という番組に、
パン教室の生徒さんが出演します。
毎日の暮らしの中で、ホームベーカリーを使いこなしている様子を取材されました。
しかもその方は男性です。
いったいどんなパンを焼いているのでしょうか。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!!
2006年11月02日 (木)
飯田 順子
お菓子研究家。
結婚後、かねてから大好きだったお菓子の研究をスタート。専門書をたよりにお菓子を作り続ける一方で、パティシエによる講習会にも参加し、独自のレシピを開発。
1998年より料理教室を始める。丁寧な指導に加え、フランス菓子の歴史や文化を解説するレッスンは大好評で、生徒数は350人にも及ぶ。スイーツファンを集めて、都内の有名パティスリー巡りやフランスへのスウィーツ・ツアーを定期的に実現する一方で、自らもフランスのエコール・リッツ・エスコフィエやルノートル パリ校でフランス菓子について本格的に学ぶ。
2008年KARACUのディレクトゥールに就任し、商品開発を手掛ける。ケーキやパンなどに関する著書多数。2011年4月より自宅にてパン・お菓子教室「アトリエフェーヴ」を主宰。
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