今朝はホームベーカリーでホシノ天然酵母食パンを焼きました。
今はやりの無添加な天然酵母パンを、市販の酵母を使って簡単に作ることが出来ます。
なかでも天然酵母パンを売るパン屋さんで広く使われているホシノ天然酵母は、醸造家である故星野氏が開発した麹菌と乳酸菌、野生酵母からなる100%自然素材で作られた粉末の天然酵母です。そのため、粉の風味が生きた自然の甘みのある、味わい深いパンが作れます。
自分で起こす野生酵母は1週間近くかかるのに比べ、ホームベーカリーの種おこしコースでわずか1日で種おこしができ、比較的安定した発酵力で失敗が少なく、手軽に天然酵母パンが作れるのが魅力です。
では、さっそく生種を作ってみましょう!
■生種のおこし方
(4~5斤分)
ホシノ天然酵母(粉末) 50g(1袋)
30℃のぬるま湯 100cc
【1】清潔に洗って乾かした容器に粉末酵母とぬるま湯を入れ、清潔なスプーンでよく混ぜる。写真のように少しざらついた感じ。
【2】ホームベーカリーの生種おこしコースにセットし、約24時間後に生種が完成。なめらかになり、少しアルコール臭がしてきたらOK。
【3】完成した生種は冷蔵庫で保存し、1週間以内に使う。(それ以降は発酵力が低下するので、スコーンやマフィンなどに使用するとよい。)
では、生種を使って実際にパンを焼いてみましょう!
■ホシノ天然酵母を使ったシンプル食パン
(1斤分)
強力粉 280g
砂糖 10g(大さじ1強)
塩 5g(小さじ1)
油脂 15g
(無塩バター)
生種 25g
水 150~160cc
*国産小麦粉を使う場合は120~140cc
【1】パンケースに水と生種を入れ、材料を入れる。
【2】ホームベーカリーの天然酵母食パンコースを選択し、スタート。
【3】約7時間後にできあがり。
私はいつもBT-113を使って焼いています。約7時間ですから、私の場合、寝る前12時にセットし、朝7時に起きると焼きたてが完成しています。
朝は焼きたてパンのよい香りにつられて、ついいそいそと起きてしまいますよ。
私はこれを究極の贅沢だと思っています。
2006年04月18日 (火)
飯田 順子
お菓子研究家。
結婚後、かねてから大好きだったお菓子の研究をスタート。専門書をたよりにお菓子を作り続ける一方で、パティシエによる講習会にも参加し、独自のレシピを開発。
1998年より料理教室を始める。丁寧な指導に加え、フランス菓子の歴史や文化を解説するレッスンは大好評で、生徒数は350人にも及ぶ。スイーツファンを集めて、都内の有名パティスリー巡りやフランスへのスウィーツ・ツアーを定期的に実現する一方で、自らもフランスのエコール・リッツ・エスコフィエやルノートル パリ校でフランス菓子について本格的に学ぶ。
2008年KARACUのディレクトゥールに就任し、商品開発を手掛ける。ケーキやパンなどに関する著書多数。2011年4月より自宅にてパン・お菓子教室「アトリエフェーヴ」を主宰。
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