松下幸之助 一日一話
創業者 松下幸之助が生前に語った英知と洞察にあふれることばを、毎日一話ずつご紹介しています。
10月29日 社長を使う
私はいつも社長をもっと使ってくれと言うのです。「こういう問題が起こっているのです。これは一ペん社長が顔を出してください。社長に顔を出してもらったら向うも満足します」「それなら喜んで行こう」というわけです。 こういうように社長を使うような社員にならなければならないと思うのです。その会社に社長を使う人間が何人いるか、一人もいなかったらその会社はだめです。しかしほんとうに社長を使う人間が、その会社に十人できたら、その会社は無限に発展すると思います。 また、社長を使わなくても課長や主任を使う。上司が部下を使うことは、普通の姿です。部下が上司を使うことが大事なのです。