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アプリ連携を悪用した「診断」サービスの危険性とは?

2018年01月24日 08時40分
この画面を通る「診断」は要注意。認証しても良いが“すぐに外す”こと
この画面を通る「診断」は要注意。認証しても良いが“すぐに外す”こと
 「#あなたは控えめに言って」 「#今年あなたに幸運をもたらす人 」「#あなたが2018年に行くべき旅行先 」…このようなハッシュタグに見覚えはあるだろうか。これらは2018年1月1日(月)から19日(金)までの期間に、ホットワードとしてTwitterのトレンドに上がっていたワードで、これらはすべて、いわゆる「診断」サービスで上がってきた投稿だ。このハッシュタグを実際に発生させたアプリとは無関係に、この裏側を私なりに考えますと、このような「診断」サービスによる投稿は危険なモノなのだろうか。今回はその裏側と、私たちができる対策を考えてみよう。

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■診断即危険というわけでもないが結果は“テキトー”と心得よ

 そもそも、このような診断結果は信頼できるものなのだろうか。個人的には占いや診断というよりも、用意された複数の選択肢を単に“ランダムに回答する”だけだと考えてよいと思っている。というのも、Twitterでは直近の、特定のキーワードを検索するなどの機能程度しか開発者に与えていないため、あなたの投稿の詳細な解析を、わずか数秒で行うことはできないのだ。

 「#あなたに幸運をもたらす“人”」など、回答の内容が「人」中心ならば、おそらく直近でリプライした人や最近フォローした人をランダムで選択し、それっぽい文言を出すだけだろう。旅行先も最近投稿した地名をランダムでピックアップするか、そもそも投稿内容を見ることなく、適当に地名を返すだけだ。

 個人的にはそれが問題だとは思っておらず、きっと診断を投稿した人も分かってやっているものだと信じている。Twitterは“誰かの共感を得る”ためのサービス。診断を通じて人とつながりたいという欲求の方が重要だ。そのため「診断は無駄で危険。絶対にやるべきではない」と声高に叫ぶのも、無粋な話だろう。

 ただし、診断サービスを利用する皆さんに、ひとつだけ守ってほしいことがある。それは「アプリ連携を必要とする診断を行ったら、必ず即座にその連携を外す」ことだ。

■悪用を防ぐために“連携”はすぐ外せ

 一部の診断サービスは、「~にアカウントの利用を許可しますか?」という画面にて、連携アプリの認証を要求する。タイムラインのツイートを見る、フォローしている人を見るというレベルのものならばまだしも、中にはダイレクトメッセージの閲覧や、ツイートの投稿権を要求する場合もある。

 このような要求をする診断サービスに関しても、「絶対にやるな」とは言えない。もちろん、楽しく遊べるサービスがほとんどだろう。しかし、悪意のある開発者ならば、診断した後、忘れたころにこの連携を“悪用”するだろう。そのため、診断を行ったら必ず「連携をすぐに外す」ことを忘れないでほしい。

 その方法は簡単だ。TwitterをWebブラウザから開き、「設定とプライバシー」から「アプリ連携」の設定が可能だ。ずらりと並ぶ連携アプリのうち、必要だと思うもの以外を「許可を取り消す」をクリックしてほしい。取り消しても大丈夫か分からなかったら、とりあえず「許可を取り消す」で問題はない。必要な場合は再度、連携アプリを許可すればいいだけだ。

 作業が面倒だと思うかもしれないが、これはあなたのTwitterアカウントを守るための大変重要なこと。それでもやりたくない人にだけ、私は「診断サービスを使うな」と勧めている。

 Twitterはみんなと感情を共有できる、楽しいSNSだといえよう。診断サービスも楽しいものだ。しかし安全のためには、ほんのちょっとだけ手間をかけてほしい。もちろん、「~激安!」といったスパム投稿や、人をだますような投稿にだけは触れるべからず。

記事/宮田健(ミヤタ タケシ)
ITジャーナリスト。10年間のシステムエンジニア経験を経て、IT編集者としてネットワーク、データベースなどの技術情報を発信する。その後、2012年11月に独立し、現在はエンタープライズ系のIT技術を追いかけるフリーライターとして活動。また、テーマパーク情報を追いかけるエンターテイメント系ライターとしての顔も持つ。
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