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こだわり自転車工房 - Cycle WebStudio(サイクルウェブスタジオ)

第7回スポーツ電動アシスト車「ハリヤ」が生まれるまで。vol,03

電動アシスト自転車のイメージを覆した大人のクロスバイク「ハリヤ」。
最終回は『技術編』。商品開発部新規開発チームのリーダー谷田さん、EB開発チームの寺地さんを中心にお話をお伺いします。

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ヨーロッパでも評価される、自慢のモーターユニット

- 今回は技術面のお話を伺いたいと思います。

谷田
スイスの観光地にハリヤと同じモーターユニットを積んだ自転車をレンタルしているところがあるんです。標高が高くてアップダウンの激しい場所ですから、電動アシスト自転車が人気なんですね。そこのレストランやペンションでは、交換用のバッテリーもレンタルされています。ヨーロッパは自転車の文化も古く老若男女が乗っているので、向こうの人に評価されるのは嬉しいですね。

- どこが評価されたんでしょうか?

谷田
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トルクセンサーが「こぐ力」を検知して、電動アシスト量を調整。普通の自転車と同じような踏み心地を実現しています。

当社のモーターユニットが評価されたのは、リチウム電池が非常に軽くてモーターの効率が良い点。それとトルクセンサーの性能です。これのおかげでペダルを踏んだ感じが普通の自転車と変わらないんです。逆にトルクセンサーの性能が悪いと、スポンジを踏んでいるようなグニャグニャした感触になってしまいますから。
当社のモーターユニットは電動アシストでも普通の自転車と同じようにコントロールしやすいんです。

- 自慢のモーターユニットなんですね。

寺地
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常に進化するモーターユニット。開発当初に比べ性能も格段にアップ。

私たちは常に最高のモーターユニットを作り続けないといけない。誇らしいことですが、本当に大変なことです。
モーターユニットの進化は、限られたバッテリー容量の中でいかに効率化するか。モーター効率が上がれば、結果的にバッテリーが長く持つ。そうすると出力が上がって登坂性能が伸びる。10度くらいの急な坂もトップで登るくらいのパワーが出せます。車で例えると、エンジンパワーを高めて燃費を良くしているといったところでしょうか。

誰もが快適に乗るためのさまざまな工夫

- 他にこだわった部分はありますか?

寺地
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クッション性の高いコンフォートサドル。長時間乗っても疲れません。

アクティブな走りが楽しめるスポーティさと、誰でも乗れる街乗り感のバランスです。例えば、車体にはスポーツサイクル専用のアルミフレームを使用していますが、サドルにはスポーツサイクルにないコンフォートサドルを使用しています。これは、クッション性を高くして普通の人が長時間乗っても疲れないようにしたかったからです。タイヤの空気入れも一般の自転車と同じ仕様で、誰でもメンテナンスすることができます。

- 他にこだわった部分はありますか?

谷田
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重心が真ん中低めだから、倒れにくく、取り回わしもラクラク。

普通の自転車に近づけるという意味では、バッテリーの位置にもこだわっています。他ではよくあるのですが、バッテリーの位置が前後どちらかに寄っていると、持ち上げた時にバランスが取れない。ですから、当社では重心が真ん中の低い位置に来るようにしています。こうすると、乗っているときはもちろんですが、降りたときも普通の自転車と同じように取り回せます。当社は96年の電動アシスト自転車発売時から、この『ミッドシップ設計』にこだわり続けています。真ん中に重心があることで、前カゴに物を入れても安定して走れます。ハリアのようなスポーツタイプなら、よりバランスが重要になるんです。

より自転車らしく、よりハイパワーに

- 最後に、ハリヤのポイントを総括してください。

谷田
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ハリヤはパワーやコストだけでなく、乗り心地や応答性、降りたときの取り回しなど自転車らしさを大事に しています。モーターも小型化していますから、一見電動アシストに見えないでしょう? でも、普通の自転車に見えるけれどパワーが違う。坂道を17、8kmで走るのはかなり早いですよ。アシストで体力が二倍になるわけですから、立ちこぎがいらない。たまにマウンテンバイクやロードレーサーを登り坂で追い抜くと優越感がありますよ。モーターもかなり静かになりましたし、追い抜かれた人は電動アシストだって気づかないかも知れませんね(笑)。

様々な工夫により追求したものは「自転車らしさ」だったというのは興味深いですね。
このような努力によって電動アシスト自転車がより多くの人に愛用されるようになっていくことを願います。

さて、企画編・デザイン編・技術編と3回にわたってご紹介してきました「ハリヤ」の開発モノ語りは今回でお終いです。

次回開発モノ語りもお楽しみに!

背景

開発モノ語り バックナンバー|過去の開発モノ語りはこちらから。

ハリヤ
第7回

スポーツ電動アシスト車「ハリヤ」が生まれるまで。vol,3(技術編)

vol.3は技術編。商品開発部新規開発チームのリーダー谷田さん、EB開発チームの寺地さんを中心にお話をお伺いします。


ハリヤ
第6回

スポーツ電動アシスト車「ハリヤ」が生まれるまで。vol,2(デザイン編)

vol.2はデザイン編。反対する周囲も納得させたデザイナーのこだわりとは?


ハリヤ
第5回

スポーツ電動アシスト車「ハリヤ」が生まれるまで。vol,1(企画編)

vol.1は企画編。「ハリヤ」が生まれた背景とは?


レ・マイヨM
第4回

小径スポーツ車「レ・マイヨM」が生まれるまで。

「レ・マイヨM」誕生のきっかけや、開発時の工夫などについておうかがいしました。


オフタイム
第3回

折りたたみ電動アシスト自転車「オフタイム」が生まれるまで。vol,3

技術サイドから開発時の苦労話や今後の電動アシスト自転車について語ってもらいます。


オフタイム
第2回

折りたたみ電動アシスト自転車「オフタイム」が生まれるまで。vol,2

「折りたたみ自転車」という側面にスポットを当ててご紹介。


オフタイム
第1回

折りたたみ電動アシスト自転車「オフタイム」が生まれるまで。vol,1

「電動アシスト自転車」という側面にスポットを当ててご紹介。


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