従来にない電動アシスト自転車、ハリヤ誕生の秘密に迫る開発モノ語り、今回は『デザイン編』。
「大人のクロスバイク」を目指したデザインへの想いとこだわりをお伺いします。
ご登場はデザインの宮本さんと技術の寺地さんです。
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デザインコンセプト
- ハリヤのデザインコンセプトについて聞かせてください。
- 宮本
ハリヤのベースになったヨーロピアンスタイルのスポーツモデル「ライアバード」。
※電動アシストタイプは販売終了しています。
まず、大人の持ち物として恥ずかしくないアイテムであること。ハリヤはライアバードをベースに余分なものを削ぎ落とし、単にスポーツとしてだけでなく、クレバーな乗り方のできる電動アシスト自転車を目指しました。
ハリヤは、時間とモノの使い方を知っている人が、かしこい乗り方をするアイテムです。ですから、モノ自体が主張しすぎないよう、シンプルなスタイルを心がけています。大人の男性に向けたデザインですね。
各部へのこだわり
- 実際にこだわった部分はどんな部分でしょうか?
- 宮本

イメージにこだわり、バッテリーケースにいたるまでカラーリングを合わせています。
ハリヤって今までの電動アシスト自転車にない感じでしょう?これは、あえて電動アシストであることを意識させないデザインにしたんです。例えば外装変速機用のチェーンケース。これは専用のショートな形状にして、これまでの電動アシスト自転車にはなかったスポーティさを表現しています。
また、全体のまとまり感を持たせるためにカラーリングにもこだわりました。先のチェーンケースもですが、バッテリーケースまでカラーを合わせて、全体に溶け込むようにしています。そのために、今回初めてブラックのバッテリーを作りました。実はこれには反対もあったんです。
- 寺地

タイヤ中央にあるラインが、走行時の転がり抵抗を少なくするセンターリッジタイヤ。
実際のところ、こういった特殊なカラーリングはすごく面倒なことなんです。ラインやストック、管理までカラーパーツ一つであらゆる工程が増えるわけですから、技術の方でも相当な抵抗がありました。それでも、「やるんだ!」と言い張るんですよ。それだけこだわりがあったんですね。
- 宮本
- 言ってみるもんですね(笑)。最後にはわかってくれて、皆も協力してくました。
- 寺地
- 今回はデザイナーのこだわり勝ちですね。
- ハリアはそれほどこだわりのある商品なんですね。
- 寺地
- それこそフレームからタイヤの先までこだわりポイントがありますよ(笑)。例えば、ハリヤのフレームなら細いタイヤも合うんですが、ハリヤのイメージを壊さないように、あえて人気のあるマウンテンバイク系の太いタイヤを使っています。確かに細いタイヤは軽くて転がり抵抗も少ないので、都会向きではあるんです。ハリヤの乗り方を考えると、都心での走りは外せませんからね。そこで、センターリッジタイヤといって、タイヤの真ん中の部分を繋げて転がり抵抗を少なくしたものを使いました。タイヤは太いけれど、街中での走りは抜群です。
ハリヤへの想い
- 最後に、これまでの商品に比べて特にコメントはありますか?
- 宮本
- そうですね、今まで携わってきた中で、ハリヤはトータルな部分で新しいトライアルができた商品です。カラーリングから細部のデザインにいたるまで、単純に過去の派生品として作っていませんし、個別のデザインを作り出したという点で完成度が高く、非常に手応えのある商品になりました。そんな商品ですから、乗る人にもぜひこだわりを持って欲しい。自分なりの使い方を見つけて貰えるとうれしいですね。
大人の男性をはじめ幅広い層から人気のある「ハリヤ」のデザインは、周囲も納得させるデザイナーの強いこだわりがあったからこそ生まれたものなんですね。
次回は「ハリヤ」開発モノ語りの最終回“技術編”です。お楽しみに!