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「セレブレーション・アースウォーク」出発しました。

僕は今、北海道の小樽市を3月20日に出発して、沖縄県那覇市まで半年間かけて徒歩で日本を縦断して、各地の小学校を中心に平和の木を植える旅、「セレブレーション・アースウォーク」をしています。

歩く旅のすばらしいことは、日本の自然と文化を体感できることです。
僕は元々神奈川県の出身ですが、一年半前に北海道小樽市に移住して来ました。
その小樽を出発して、ゆっくりと徒歩で日本列島を南下しています。
現在、小樽市から150キロ程、函館方面に向けて南下して来ました。
この2週間の間に、既にいろんな気候の変化を体験して、そこに住む方たちに出逢うことで、改めて北海道の自然の奥深さと、そこに住む人たちの営みのすばらしさを肌で感じています。

3月20日、春分と共にこの旅はスタートしました。春に入り、雪もある程度溶けているだろうと思っていました。僕が住んでいる小樽市は海岸沿いにあり、実際にスタートした時点では、たいぶん雪が溶けていたのですが、その日はあいにくの吹雪。冷たい海風に乗って勢い良く雪が降る中、スタートに駆けつけてくれた仲間たち10数名と共に小樽の海岸沿いを歩きました。

そして小樽市から山を越えてお隣の赤井川村(あかいがわむら)に向かいます。
たった十数キロ離れただけなのですが、周りをぐるりと山に囲まれる赤井川村は、まだまだ深い雪に包まれていて、一面の銀世界でした。
なんだか2ヶ月位タイムスリップして真冬の中を歩いているような気分です。

赤井川村では、以前我が家を訪ねてくれた女性が講演会を主催してくださって、村の方たちと出逢う機会をいただきました。お逢いした方たちは、講演を主催してくれた女性を含めて移住して来られた方が多く、赤井川村は人口3千人弱の小さな村ですが、積極的に移住者を受け入れていることがわかりました。

雄大な自然の中で、全寮制の塾を設立したばかりのご家族や、無農薬の野菜を作るご夫婦がいて、みな仲良く、たくましく、協力して暮らしている様子が伝わってきました。たった一泊の滞在でしたが、僕はすっかり赤井川村のファンになってしまいました。

自分の足でその土地を歩いてみて、そこに住む方たちに出逢ってみると、すぐ隣にありながら何も知らなかった場所に大きな親しみがわいてきます。

その赤井川村からまた大きな山を越えて、倶知安町(くっちゃんちょう)に入ります。そこは、北海道の富士山と言われる羊蹄山(ようていざん)の麓(ふもと)の町です。

この続きは次回にご紹介したいと思います。

執筆者紹介
中渓宏一(Seedman)

【プロフィール】
1971年シアトル生まれ。大手商社勤務などを経て2000年9月、サラリーマンを辞めて世界放浪の旅に。2003年、南アフリカで地球を歩いて木を植える男、アースウォーカーに出逢い、その後1年間ジンバブエ、ザンビアを共に歩き、木を植えた。2004年よりは日本中を歩いて木を植えている。

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北海道、赤井川村にて

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