eco読み物

マイ箸運動で自然を守ろう

「もったいない」という日本特有の文化が、いまや環境問題を考えるキーワードとして世界言語となりつつあることを、ご存知でしょうか?
もったいないとは元々「そのものの値打ちが生かされず、無駄になるのが惜しい」という意味です。しかし、当の日本が使い捨ての時代になり、「もったいない」という言葉もあまり聞かなくなりました。今回は、私たちの生活で何気なく使い捨てているものの一つを取り上げてみたいと思います。

コンビニで買い物をした時、蕎麦屋やラーメン屋に行ったときなどに当たり前のように使っている割り箸。実は日本だけでも年間250億膳(一人当たり年間200膳)が消費されるといわれています。その内約97%が中国やシベリアの原生林を伐採して作られており、これが環境破壊の大きな問題となっています。
日々の食事でいつの間にか環境を破壊しているなんて、なかなか気づかないことですよね。

そこで、明日からできる、環境にやさしくて楽しいマイ箸運動をご紹介します。この運動は、割り箸を使わずに、何度も洗って使えるマイ箸を持ち歩くというもの。最近では、音楽イベントや環境イベント等でマイ箸・マイ食器を持参しようという呼びかけを行っているところも増え、使い捨てを見直そうという動きが活発になってきています。買い物袋を断わるエコバッグ運動はすでに広がりつつありますが、さらにエコ上級者が実行しているのが割り箸を使わず、自分のお気に入りのお箸で食事をするエコ箸運動なのです。

箸にはその人の手の大きさに合ったサイズがあるといいます。食育中のお子様には、手のサイズに合ったお箸を選ぶことで使い方の上達も早くなるのではないでしょうか。さらに、手作りの箸袋を使えば、より一層食事が楽しくなるはずです。

使い捨ての生活を見直す第一歩として、まずは環境にやさしいマイ箸運動を実行してみてはいかがでしょうか。自分専用のマイ箸を持つ文化は、世界中を見ても日本だけだそうです。携帯電話のようにマイ箸をいつも持ち歩く、という新しい文化を、「もったいない」とともに日本から世界に発信していけたらすばらしいですね。

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エコシネマ-映画にみる環境とエコ-
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