エコキブンクリック募金

1日1クリックのみなさんのキモチをCLUB Panasonic が環境保護団体に寄付します

地球温暖化、水質汚染、森林破壊など、環境保全に対する問題は日増しに大きくなっています。一方、それらの危機に強い問題意識を持ってわたしたちの地球を守るために国内外で多くのNGO/NPO団体が今日も活動を続けています。
クリック募金はインターネットを利用して負担なくみなさんの善意をNGO/NPO支援に変える新しい募金のしくみです。

オイスカのクリック募金

オイスカのクリック募金

2007年07-12月 ¥250,589-
2008年01-12月 ¥671,867-
2009年01-12月 ¥405,936-
2010年01-12月 ¥464,369-
2011年01-12月 ¥395,694-
2012年01-03月 ¥100,171-
2012年04月 ¥34,835-
2012年05月 ¥36,458-
2012年06月 ¥33,428-
2012年07月 ¥33,049-
2012年08月 ¥31,334-
2012年09月 ¥30,740-
2012年10月 ¥30,671-
2012年11月 ¥29,018-
2012年12月 ¥25,992-
2013年01月 ¥26,562-
2013年02月 ¥25,700-
2013年03月 ¥27,949-
2013年04月 ¥26,500-
2013年05月 ¥27,272-
2013年06月 ¥26,285-
2013年07月 ¥26,476-
2013年08月 ¥26,468-
2013年09月 ¥24,632-
2013年10月 ¥24,729-
2013年11月 ¥23,327-
2013年12月 ¥23,791-
2014年01月 ¥23,684-
2014年02月 ¥21,268-
2014年03月 ¥16,633-
2014年04月 ¥19,863-
2014年05月 ¥21,054-
2014年06月 ¥19,855-
2014年07月 ¥15,289-
2014年08月 ¥14,453-
2014年09月 ¥13,757-
2014年10月 ¥13,437-
2014年11月 ¥13,437-
2014年12月 ¥12,367-
2015年1月 ¥24,734-
2015年2月 ¥23,524-

¥3,133,353-

募金のご協力ありがとうございます!

クリック募金へご協力いただき、ありがとうございます。みなさまからいただいたご寄付は、オイスカがアジア・太平洋地域で実施している農村開発や環境保全活動で活用させていただいています。

その中から最新のオイスカの活動事例を2点ご紹介します。

各国におけるマングローブ植林活動

マングローブ植林というと、山の森づくりとは趣の異なる醍醐味があります。現場は何と言っても海ですから。また、「浅瀬で田植えのように植林作業する」というイメージがあります。確かにそういう場所もありますが、棒のような種よりも、ポットで育てた苗を植える方が育ちやすいです。田植えという感じでもありません。従って重いです。浅瀬と言っても、膝上まで、時に腰まで泥にハマりながら、一歩一歩足を引き抜きながら移動することもあります。そして、大変なのは植えた後の管理。タイ南部では、日本で言う藤の様な雑草、つまり「つる」を大きな鎌で刈り取る「下草刈り」を数年にわたって行います。サボってしまうと苗木に覆いかぶさり全く成長しません。十数mになる長くて太いつるを刈り取る??これはシンドイ作業です。とても地元の人の様には出来ません。他にもフジツボや、ごみ、流木との戦いなど成長阻害要因はたくさんあります。オイスカは1991年にフィリピンで初めてマングローブ植林を実施しましたが、当時はマングローブ自体も今のように多くの人が知る存在でもなく、オイスカに対しても実施自体を危ぶむ声が寄せられました。以来、20年で9カ国に5,381ha(東京ドーム建築面積1,150個分)の植林を現地住民や行政とともに行い、生活向上や環境保全に向けた協働をしています。

今年2011年は国連が定めた国際森林年です。

新聞などで取り上げられることもまだ少ないようですが、実は2006年の国連総会で決議されました。昨年は「国際生物多様性年」、来年2012年は地球サミットから20年。(「Rio+20」と言います)オイスカに深く関連する国際年が続いています。「国際森林年とは、世界中の森林の持続可能な経営・保全の重要性に対する認識を高めることを目的としています。我が国でも、現在取り組んでいる森林・林業再生や「美しい森林づくり推進国民運動」、途上国の森林保全等に対する国民の理解の促進につなげていくことを目的に、様々な活動を予定しています。」(林野庁ホームページより抜粋)とあり、オイスカとしてもこれまで以上に現場での実践を行います。国際生物多様性年は終わりましたが、国連生物多様性条約事務局と今年から10年間の協約を結び、連携することになりました。国内では40数か所で諸団体と連携して森林保全活動を行ってまいります。ちなみに今年2011年はオイスカ創立50周年です。


シルク産業の振興を目指して 
~フィリピン・ネグロス養蚕(ようさん)普及プロジェクト~

砂糖産業に頼ってきたネグロス島は、1985年の砂糖の国際価格の暴落により、一時「飢餓の島」とも呼ばれ、農民は苦境に立たされていました。 1989 年に西ネグロス州政府より協力要請を受けたオイスカは、特に生活苦を強いられた山間地の農民を対象に養蚕(ようさん)の技術指導と普及に着手。サトウキビプランテーションでの賃金労働者から生活の安定と所得向上による自立した農業者育成を目指し、「ネグロス養蚕(ようさん)普及プロジェクト」を開始しました。 繭(まゆ)の生産量は年々上昇し、フィリピン国内の繭(まゆ)総生産量の約85%を生産するまでになり、現在では約230戸の農家が現地スタッフの指導の下で養蚕(ようさん)に取り組んでいます。現地では養蚕(ようさん)の普及により、女性が収入を得る機会が増え、地位が向上したり、子どもたちが学校に通えるようになったりと、さまざまな成果があがっています。 また、06年からは蚕種(さんしゅ)の製造にも着手し、蚕(かいこ)の育成から生糸生産、織物作りまでの一連の工程を全て行えるようになりました。定期的に日本から専門家を派遣し、現地スタッフがより高いレベルの知識や技術を習得するなど、さらに地域の発展につながるよう取り組んでいます。

ふるさとを想って 
~日本で学ぶ外国人研修生たち~

オイスカの活動の大きな柱である人材育成。国内外に設置した研修センターで、リーダーとなって地域の活性化やオイスカの活動を担ってくれる人材を育てています。とくに、国内にある4つの研修センターでは、海外からの青年を受け入れて、農業や工業などの技術面の指導だけでなく、さまざまな困難に耐えうる強さや他と調和できる柔軟性などを培えるよう、研修プログラムを実施しています。

香川県にある四国研修センターでは現在、11カ国・23名の研修生が農業コースや家政コースなどに分かれて約1年間の研修を受けています。農業コースでは稲作や蔬菜(そさい)、果樹栽培、病害虫対策、農業機械などについて学び、家政コースでは栄養に関する知識や洋裁、食品加工の技術を習得します。

08年2月に、ミャンマーから来日したソーさんは「帰国後は食品加工の分野の指導者になりたい。また加工品の販売なども行っていきたい」と意欲を語っています。彼女は、5月に起きたミャンマーのサイクロン災害の際に同センターが実施した街頭募金でも、被害を受けた友人を想い、先頭に立って募金を呼びかけていました。

各研修センターには、研修生それぞれがふるさとを想い、少しでも多くの知識や技術を学ぼうと励む姿があります。